平成15年(2003年)造成工事、土木工事を行うことを目的として藤井建設工業は誕生しました。それから12年後の2015年、社内に住宅事業部を新たに設け、LA VIE HOME(ラ・ヴィー・ホーム)ブランドとして本格的に住宅事業に進出し、さらなる理想の家のあり方を求め、TETTO CASA TOYAMAとして初となるディーラーとなった躍動的な会社です。
注目すべきポイントは、土地探しから資金計画、返済計画などお客様と一緒に理想の家づくりを考える、とてもきめ細かな顧客密着、地域密着、迅速な行動力です。それらは、藤井雅樹代表の持ち味の一つです。
今回は、その熱き男、TETTO CASA TOYAMA代表(株式会社 藤井建設工業)藤井雅樹の「建築業界」という道に進んだ理由や今後の抱負を語っていただきました。少し長いですが、どうぞゆっくりご覧くださいませ。
Text:Mansaku Honjyo
私が建築業界に携わるきっかけ
それは2つある。一つ目は、18歳まで何気なく住んでいた実家で感じた事だ。実家がコンクリートの住宅で夏は暑く、冬は寒い。そして結露や雨漏りなどを身近に経験して幼少期を過ごした。木造住宅に憧れを持っていた。大変な思いをして建てた親には申し訳ないが大きくなって自分で家を持つとしたら間違いなく木造で建てると心でいつも思っていたを思い出す。
陸屋根にこんもりと積もる冬の雪。ベランダは私ら子どもの時の遊び場ではあったが、沢山積もる地域であるため定期的に屋根雪降ろしも当然のようにやらされた。隣の家は瓦葺で勾配もある。雪が積もれば自然に雪が落ちる。その光景をいつも見て思った。うらやましい。
二つ目は、うちの地区では昔から使われている呼び名(屋号)である。ひだや・とこや・とうふや・かしち・じろべえと言ったように人の名前ではなくあだ名でよばれていた。私のうちは、なぜか大工さん。小さいころから大工さんとこの息子で呼ばれていた。その当時は、ルーツを辿るなどという事も考えるわけもなくただただ大工の息子なんだと思いながら過ごしていた。
親父は、機械整備のメカニックだった。決して大工ではないが器用だった。日曜日になると裏の空いているスペースでまさしく日曜だけの大工仕事をして楽しんでいた。木を丸鋸でカットして金槌で釘を打ち小屋を作る。器用だった。
そんな、親父の横で真似をするようになったのは、小学3年の頃で丸のこの使い方を教えてもらいながら恐る恐る木を自分一人で切った感覚は今でも思い出す。
金槌や鉋(カンナ)・鑿(ノミ)とにかく触るのが好き。やるのが好き。当然、怪我もしたし、失敗をやらかして親父に叱られた事も多々ある。ものづくりに触れ、楽しいと思ったのもその時だった。
絵を描き作るものをイメージする。実際うまくいかないことが多かったように思うが考えながら完成した時の物をイメージしてる時が楽しくてしょうがない小学生であった。
カエルの子は蛙、気がついたらこの業界についていた。ごく自然に。
ある日、ふと自分の呼び名(大工さん)がなぜそう呼ばれるようになったか気になり調べた。私が生まれた時には既に白黒の写真の中の爺ちゃんがとても器用で大工仕事をしていたと聞いた時にやっぱり遺伝子は受け継がれるものなんだと思った。違和感は無い。むしろやっぱりそうだったのかと納得した。器用で頑固なところは、爺ちゃんから親父に受け継がれそして受け継いでいたんだと。

最後に
株式会社 藤井建設工業の住宅事業部のLA・VIE・HOMEの名前の意味は、LA・VIEとは、フランス語で「人生・命」を意味します。
人生をかけて家を持つ事を決断されたお客様の最強パートナーとしてある事が私たちLA・VIE HOMEの使命であり生き方だと思っております。そんな想いからつけた住宅事業部名であります。TETTO CASAはイタリア語ですので、事業部はフランス、取扱いブランドはイタリアとヨーロッパを股にかけた国際的な会社でしょうか。(笑)
LA・VIE HOMEの想い、それはお客様の一代イベントにとって最高の脇役である事。主役であるお客様の最高の笑顔、その笑顔こそ私たちスタッフ・職人たちの原動力となっています。
学校を出て、社会人となり、結婚を期に住宅を持つ事が富山の地では一人前の大人として認められた証となる。家を建てるなら太くて丈夫な材料が良いとされ、その事について何ら疑問を感じることなく業者の言われるがままに高い買い物を進んで選ぶ。
今までなら、その勘や経験に頼っての物造りがほとんどであったが、昨今の地震や自然の猛威の前では果たして安心出来るだろうか。目に見える形で安心を数値化し現在の最新テクノロジーを駆使した住宅、それこそ私たちが、TETTO CASAを開発した原点であります。
デザインと機能美を兼ね備えたTETTO CASAという新しい住宅の歴史が始まります。
この、自然溢れる富山の地に新しい風を

TETTO CASA TOYAMA 代表 藤井雅樹
好きな言葉は、「守・破・離」
守 師から教えを請う 師の思いを真似る
破 師と同じ事が出来る 師の思いが解る
離 師を越える 自分のオリジナルを生み出す
モットー「誰でもできる事を、誰も真似できないぐらいやる!」
1978年6月10日/3児の父/ふたご座/血液A型/趣味:釣り・バイク・車・アウトドア・音楽